イソフラボンの大百科

画像

イソフラボンで若返りホルモン「DHEA」を増加

1.イソフラボンはDHEAを増加させる

皆さんは「DHEA」というホルモンをご存知でしょうか?小ジワの数が増えた、疲れやすい、昨日の夜に何を食べたか思い出せないなどの症状は、年齢を重ねるごとに増えてしまうものです。
DHEAはこの身体の衰えに対抗できる「若返り」を保つ働きを持っています。
アンチエイジング効果が期待され、近年注目のこのホルモンは体内で作られているのですが、衰えに違いがあらわれるのはなぜでしょう?
実はその秘密はイソフラボンが握っています。
そこで今回は、イソフラボンとDHEAの関係について、みていきましょう。


1-1.DHEAって何?

DHEAとは、副腎から分泌され、女性ホルモンや男性ホルモンなどの原料となるホルモンです。
近年では「若返りホルモン」と呼ばれ、注目を集めるようになりました。
日本で27年間に渡って行われた調査では、DHEAが多い男性ほど長生きするという報告があります。
これはDHEAが持つ生活習慣病のリスクを減らす働きによるものと考えられ、このことから、若さを維持するホルモンとも呼べるでしょう。
他にも、様々なホルモンの大本となることから、ホルモンの母とも呼ばれています。

DHEAは血液中にも存在し、6~7歳頃から分泌量が増加します。
20歳前後で分泌量がピークを迎え、その後は加齢とともに減少していきます。
70歳ではピーク時の20%、85~90歳になると5%まで減少してしまいます。

DHEAについてはまだ解明されていない部分が多くありますが、「若返りホルモン」と呼ばれるような効果があるように、不足すると様々な影響があらわれると考えられています。


1-2.DHEAが減少する原因

DHEAと同じように、副腎から分泌されるホルモンにコルチゾールがあります。
コルチゾールはストレスの原因といわれるホルモンなのですが、実はストレスに対抗する「抗ストレスホルモン」として、DHEAとともにバランスを保ちながら働いています。
ところが、コルチゾールの分泌量が増えすぎると、DHEAを減少させる原因になってしまうのです。

ストレスを感じると、コルチゾールはストレスに対抗するため血糖値を上昇させます。
血糖値は身体が危機を感じたとき、ストレスから守るためのエネルギーとして必要です。
そのためコルチゾールはストレスへの対抗策として血糖値を上昇させるのですが、このとき同時に活性酸素が発生してしまいます。

活性酸素は細胞を酸化させ、身体を老化させる働きがあるため、増加するとシワやシミ、さらには生活習慣病の原因になってしまいます。
活性酸素が多いということは、コルチゾールの分泌量が多く「若返りホルモン」DHEAの分泌が抑えられている状態です。

つまり、DHEAをたくさん分泌させるには、原因となるストレスによって発生する活性酸素やコルチゾールの分泌量を抑える必要があるのです。


1-3.イソフラボンがDHEAを増加させられる理由とは?

DHEAやコルチゾールなどのホルモンは、コレステロールが原料となって作られています。
コレステロールというと身体に良くないものというイメージがありますが、細胞膜の原料としても使われる身体に必要なものです。

コレステロールは様々なホルモンの材料として使われ、何かひとつのホルモン生成に多く使われると、他のホルモンにまわす量が不足してしまいます。
このホルモン生成には酵素の働きが関わっているのですが、イソフラボンにはコルチゾールの生成を助ける酵素を抑制する働きがあります。
この作用によって、コルチゾールの分泌量が減り、DHEAの分泌量を増やすことができるのです。

また、DHEAとコルチゾールはともに副腎から分泌されています。
コルチゾールの分泌量が増えると活性酸素を発生させてしまいますが、副腎自体が酸化に弱い臓器です。
そのため、コルチゾールの分泌量が多くなると副腎も酸化して、DHEAの分泌量を減少させてしまいます。

イソフラボンには酸化を取り除く抗酸化作用があり、コルチゾールの増加に伴って発生する活性酸素を取り除きます。
この働きで副腎の酸化とコルチゾールの増加も抑えられるので、副腎を活発化させることができます。
するとDHEAの分泌量が増加するため、本来の働き、ストレス軽減効果が高められるのです。


1-4.DHEAの若返り効果とは?

DHEAが若返りホルモンと呼ばれる理由は、身体の老化を遅らせるアンチエイジング効果にあります。
老化の影響を受けやすい肌は特にその効果を実感しやすく、メラニン色素の働きを抑制してシミやシワが取り除かれていきます。
また、コラーゲンの生成も促す働きがあるので、肌にハリや弾力を与え、美肌効果を生み出します。

体内への効果として、白血球の中にあるリンパ球を活性化させる働きがあり、免疫力を向上させます。
免疫力が上がると風邪をひきにくくなったり、感染症やガンにかかりにくくなったりと細菌やウイルスへの抵抗力が高まります。

他にも、コルチゾールの増加は内臓脂肪を蓄積させる原因になるため、DHEAがコルチゾールを減少させることで脂肪の蓄積を抑え、筋肉量の増加を助けます。
筋肉量が増加することで基礎代謝が高まり、痩せやすい体質へと変えることができます。

コルチゾールは大量に分泌されると、脳の記憶を司る海馬を委縮させ、うつの原因になるとされています。
また、アルツハイマー病の方は、DHEAの著しい低下がみられることがわかっています。
つまり、抗ストレスホルモンの極端な増加や減少は、脳にも影響を与えてしまうのです。
DHEAの分泌が促され、コルチゾールの量が減少することで、両方のバランスが整えられ、うつ病やアルツハイマー病の予防効果があると考えられています。

2.不足しやすいイソフラボンはサプリメントで補給しましょう

DHEAは、あまり意識することの少ないホルモンですが、若々しさを保つ大切な働きを持っています。
また、美や健康の維持に欠かせない女性ホルモンを作り出す重要な役割を持っているので、ぜひ分泌量を増やしたいホルモンです。

分泌量を増やすには、豆腐や納豆、蒸し大豆などの大豆製品を積極的にイソフラボンを摂取していきましょう。
ただ、大豆製品だけでは意外と補いづらく、充分摂取するのは難しいかも知れません。

イソフラボンのサプリメントなら、食事だけでは不足しやすいイソフラボンを手軽に補うことができます。
若々しさは身体の内側から改善することで取り戻すことができます。
効率よく身体に浸透するイソフラボンサプリメントを上手に取り入れて、いつまでも若々しい身体を維持していきましょう。

Main Contents

Change the font

Ranking

    美容・健康部門の1位
    キッコーマン基本のサプリ

    バストアップ部門の1位
    ハイスピードプエラリア100

    他にもこんなサプリが人気
  • イソラコン葉酸400μgプラス
  • イソラコン
  • レディーズプエラリア99%
  • ベルタプエラリア

イソフラボンについて

Copyright© 2010 Encyclopedia of Isoflavone All Rights Reserved.