イソフラボンが持つ効果は女性ホルモンの働きがもたらしているものとよく似ています。
イソフラボンと女性ホルモンとはどんな関係があるのでしょうか。
女性ホルモンのエストロゲンには、女性らしさを司る働きがあります。
女性らしい丸みを帯びた身体のラインを生み出すのも、乳房や女性性器を発達、生理などもエストロゲンの働きによる物です。
ホルモンバランスが乱れるなどしエストロゲンが減少すると、身体に様々な不調が現れます。
血中のコレステロール値が上昇し血行を阻害、動脈硬化などに伴う疾患のリスクが上昇するのと同時に、代謝機能が低下、お肌からハリや潤いが失われていき、老化が加速します。
さらに月経周期が乱れ、更年期障害の原因につながります。
骨からのカルシウム流出が始まり、骨粗鬆症になってしまいます。
つまり、女性ホルモン・エストロゲンは身体のあらゆる機能を支えており、不足してしまうと多くの不調が現れてしまうのです。
では、これら女性ホルモンの不足により起こる症状に対して、イソフラボンはどの様な関係が有るのでしょうか。
実は、イソフラボンの化学構造は女性ホルモン・エストロゲンと酷似しており、体内で同じ働きをするのです。
つまりイソフラボンは女性ホルモンの代役になることが可能なのです。
エストロゲンと結びつく事で細胞の発達を促す、エストロゲン受容体がエストロゲンとイソフラボンを勘違いするともいえますね。
そのため、イソフラボンを摂取する事で多くの女性の悩みや不調に改善効果が期待できるのです。
女性ホルモンは体内で分泌され、年齢と共にその量は減少していきます。
生涯で分泌される量自体がそれほど多くないといわれており、減った分泌量を元に戻すのは難しいといわれています。
一方、イソフラボンは大豆などのマメ科植物に含まれており、味噌や豆腐、納豆や醤油といった大豆加工品を組み込んだ食事メニューやイソフラボン配合サプリメントにより経口摂取が可能です。