お肌のアンチエイジング効果やバストアップ効果などの美容効果以外にも、イソフラボンには良い効果があります。
それは骨からのカルシウム流出を抑制してくれるのです。
骨からカルシウムが流出すると骨の密度が減少し、骨がスカスカのスポンジ状になってしまい、脆くなってしまいます。
骨折しやすくなるという骨粗鬆症ですね。
カルシウムを多く含む食品といえば牛乳や魚などが一般的で、骨のためにこれらの食品を摂取している人も多いですが、それでも骨粗鬆症は発症してしまいます。
それはカルシウムをたっぷり摂取していても骨からカルシウムが流れ出ていては骨は強くならないからです。
特に、カルシウム自体の吸収率は高くなく、ビタミンDなどの栄養素を一緒に摂取する事で吸収されます。
栄養バランスを考えた食事などでせっかく吸収したカルシウムを流出しないようにするにはどうすればよいのでしょうか。
骨からのカルシウムの流出は女性ホルモンが欠乏することにより起こります。つまりホルモンバランスの乱れが骨粗鬆症の原因となっているのです。
そこで注目されるのがイソフラボンです。
イソフラボンには女性ホルモンと同じ働きをする性質があり、摂取する事でホルモンバランスを調整してくれます。
これによって、不足していた女性ホルモンを補う事になり、骨からのカルシウムの流出を抑制してくれるという事なのです。
つまり、イソフラボンは骨を強くする効果というよりは、骨の強度を保ち、支えてくれる効果があるといえます。
イソフラボンは大豆加工食品に多く含まれており、食事に組み込む事で簡単に摂取する事ができます。
イソフラボンの一日の摂取目安量は豆腐一丁半で摂取できる量ですが、サプリメントで摂取するというさらに手軽な方法もあります。
食事に含まれる大豆製品にあわせて、サプリメントで摂取量をコントロールする事もできますし、食事が偏りがちなときなども効果的に摂取できますね。
イソフラボンを摂取して結構な骨を保ちましょう。