イソフラボンの大百科

画像

イソフラボンでPMSの症状を改善

1.イソフラボンはPMSの症状を効果的に改善する

女性ホルモンのバランスが乱れるとあらわれる症状に更年期障害がありますが、PMSについては知らない方も多いのではないでしょうか?更年期障害は40代半ば頃からみられる症状ですが、PMSは20~30代に多く、重い症状に悩まされているにもかかわらず、治療を受けていない方が180万人もいるとされています。
原因がわからない身体や心の不調が続いていたら、それはPMSの症状かも知れません。

女性ホルモンのバランスを整えるイソフラボンは、PMSの症状改善にも効果的に作用します。
その効果をご紹介する前に、まずはPMSとはどんなものなのか、みていきましょう。

1-1.PMSって?

月経前になると精神的、肉体的に様々な不調を感じる状態をPMSといい、月経前症候群とも呼ばれています。
あらわれる症状は人それぞれ違い、200以上の症状があるといわれています。

その主な症状をみてみましょう。

    ●精神的症状
  • ・イライラする、カッとしやすい
  • ・ぼーっとする
  • ・泣きたくなる
  • ・気分が落ち込む
  • ・不安感、憂鬱感
  • ・集中力がなくなる、落ち着かない

    ●肉体的症状
  • ・頭痛、腰痛
  • ・疲れ、だるさ
  • ・肌荒れ、ニキビ
  • ・乳首のはり、痛み
  • ・下腹部のはり
  • ・体重増加、むくみ
  • ・眠気、不眠


1-2.PMSの原因は?

PMSの原因は、実はまだ詳しくは解明されていません。
様々な説がありますが、PMSは月経前にあらわれることから、生理周期に変動する女性ホルモンが大きく関わっていると考えられています。

月経の周期が28日の場合、生理が始まるちょうど14日前に排卵が起こります。
ホルモンのバランスは、この排卵期に多く分泌されるエストロゲンと、排卵後に分泌されるプロゲステロンがうまくバランスを取り合って保たれています。
このふたつのホルモンバランスが乱れるとき、PMSの症状があらわれると考えられているのです。

2.どうしてイソフラボンはPMSを改善できるの?

PMSのメカニズムには、女性ホルモンのバランスが大きな影響を与えています。
女性ホルモンのバランスは、ストレスや生活習慣の他、更年期の時期に大きく乱れてしまいます。
様々な影響で乱れていくホルモンバランスを整えることで知られるイソフラボンは、生理期に乱れる女性ホルモンのバランス調整にも効果的に働いてくれるのです。
イソフラボンがなぜ女性ホルモンを整えられるのか、具体的な働きをみていきましょう。


2-1.ホルモンバランスを整えてPMSの症状を改善

生理期に起きるホルモンバランスの乱れは、エストロゲンの減少が大きく影響を与えています。
ということは、エストロゲンの分泌量を増やすことができれば、再びホルモンバランスを整えることができます。
ですが、エストロゲンの分泌量は、栄養を補っても増やすことはできません。
そこで大きく役立つのが、イソフラボンなのです。

イソフラボンは、エストロゲンと似たような分子構造をしていて、さらに同じような働きをする「エストロゲン様作用」を持っています。
この働きが不足していくエストロゲンの働きを補い、生理期のホルモンバランスを整えてくれます。

ところが、先ほども述べたように、PMSの症状は人それぞれ異なります。
同じホルモンバランスの乱れが原因となって引き起こされているにも関わらず、その症状に違いがみられるのは、排卵後に分泌されるプロゲステロンの影響が大きいのです。

たとえばむくみは、体内から水分がうまく排出されないために起きています。
プロゲステロンは水分を溜め込む作用があり、この影響によって顔、腕、脚などがむくんでしまうのです。

また、プロゲステロンが増加すると、神経伝達物質のひとつ、セロトニンが減少してしまいます。
セロトニンは精神安定に欠かせない役割を持ち、不足するとうつ症状の原因になります。

女性ホルモンのバランスは自律神経と密接に関わっていて、プロゲステロンが増加して女性ホルモンのバランスが乱れると、自律神経までバランスを崩してしまいます。
この自律神経が過剰に反応すると、セロトニンの分泌が少なくなり、うつ症状が起きるのです。

他にも、生理前は食欲が増え、ついつい食べ過ぎてしまった結果、体重が増加してしまうことがあります。
これは血糖値を下げるホルモン、インスリンの作用が弱まったため、インスリンを大量に分泌しようとする反動で引き起こされている食欲の影響です。
このインスリンの働きを弱めてしまう原因にも、プロゲステロンが関わっています。

また、インスリンは唯一血糖値を下げる働きを持つホルモンです。
それに対して、血糖値を上げるホルモンは全部で7種類あるとされ、中でも副腎から分泌されているカテコールアミンと呼ばれるホルモンが精神的、身体的な症状と関わっています。
カテコールアミンというとあまり耳馴染みがありませんが、アドレナリンなどの興奮作用を持つホルモンの総称です。

アドレナリンはその働きから、興奮状態を作り出し、イライラやカッとなりやすくさせてしまいます。
また、ノルアドレナリンが多く分泌されると、気分の落ち込みや不安感などの症状があらわれてきます。
つまり、プロゲステロンの分泌が増えると、インスリンの働きが弱まり、血糖値を上昇させるホルモンの影響が強まってしまい、PMSの症状を起こしてしまうのです。

これらはエストロゲンの分泌量が減少したため、反対にプロゲステロンの分泌量が多くなってしまうことで引き起こされています。
イソフラボンがエストロゲンの働きを補うことで、これらの様々なPMSの症状を改善することができるのです。

2-2.イソフラボンの摂取量は減少している

イソフラボンはホルモンバランスを整え、心身の健康を維持する大切な役割を担っています。
そのため、食品安全委員会では、1日45~50㎎の摂取が望ましいとしています。
ですが、日本人はイソフラボンを含む大豆製品の摂取量が、年齢が若くなるにつれ減少傾向にあります。

PMSは20~40代までにみられる症状ですが、現代ではストレスの影響から10代でも症状に悩まされている方が増えています。
イソフラボンは豆腐や納豆、味噌、しょうゆなどから摂取できる成分ですが、食の欧米化が進み、あまりこれらの食品を食べない方も少なくないかも知れません。
ですが、PMSの症状に悩まされないためにも、できるだけ毎日の摂取が大切です。

食事だけで補うのは難しい場合は、イソフラボンサプリメントを取り入れるのがおすすめです。
サプリメントなら手軽に摂取でき、体内に吸収されやすいように加工されています。
ホルモンバランスは、適切な成分を補うことで整えることができます。
イソフラボンサプリメントを普段の食事に上手に取り入れ、辛いPMSの症状を改善していきましょう。

Main Contents

Change the font

Ranking

    美容・健康部門の1位
    キッコーマン基本のサプリ

    バストアップ部門の1位
    ハイスピードプエラリア100

    他にもこんなサプリが人気
  • イソラコン葉酸400μgプラス
  • イソラコン
  • レディーズプエラリア99%
  • ベルタプエラリア

イソフラボンについて

Copyright© 2010 Encyclopedia of Isoflavone All Rights Reserved.